一番人目につく家のドアの防犯について、ここで対策を紹介します。
戸建て住宅で、ドアやカギを壊されて侵入された率は3.4%(警視庁調べ)とそれほど高くありません。
これだけ見るとドアやカギの対策は後まわしでよさそうに思えますが、すべてのドアについてそう考えるのは早計です。
人目に付きにくい場所にある玄関や勝手口、バルコニーのドアは、戸建てでも狙われやすく、集合住宅はより狙われやすくなるので、ドアとカギの対策は必須だと言えるでしょう。
ここでその対策についてお話します。
ドアからの侵入手口は数多くの種類があります。
専用工具によるピッキングやサムターン回しが数年前に急増して話題となりましたが、面材や枠を破壊する乱暴な手口も少なくありません。
侵入時間が5分以上かかるとされる「防犯性能の高い建物部品」(防犯建物部品)はほとんどの手口に抵抗できるようにつくられています。
ただし、錠だけやドアだけで基準を満たすことはできず、錠側の機能であるカギやシリンダー(カギ穴)、かんぬき、サムターンなどと、ドア側の機能である面材や枠などを組み合わせなければなりません。
現在お使いの錠に不安があるなら、取替え工事をするといいでしょう。
カギの改修時の施工方法については、関連団体がお墨付きを与えたものが二つあります。
一つは、日本ロック工業会が作成した、防犯建物部品の認定錠を既存ドアに取り付ける場合の方法です。
「防犯性能を高めるリフォーム施工要領書」としてまとめています。
これは各メーカーが用意しているこじ破り対策用の専用補強材を使うことが前提となっています。